電子書籍を紙と同じように読むために欲しい機能
こんにちは。
皆さん、電子書籍を利用する際は
タブレットを縦にして1ページ表示で読むタイプか
タブレットを横にして2ページ同時表示(見開きの状態)で読むタイプか
どちらでしょうか。
僕は基本的に1ページ表示(左)で、絵が繋がっている見開きのページのみ、一回タブレットを横向きにして、2ページ同時表示(右)に切り替えています。
何故、そのような面倒な読み方をしてるかと言いますと、電子で2ページ同時表示(以下、見開き表示)で漫画を読み進めるのに、個人的に違和感を覚えるためです。
電子と紙の見開きの違い
これは電子書籍を使い始めて気づいた点ですが、私が紙で漫画を読む際は、『読んでいない方のページ』は、意図的に角度をつけて、視界から外している事に気がつきました。
(紙で右のページを読む際の例)
しかし、電子の見開き表示だと、当然ですがこのような物理的に折り曲げて読む方法が使えないため、常に2ページ全体が視界に入った状態で、読み進めることになります。
ここは本当に個人の感覚になりますが、私は2ページ同時表示で、片方ずつのページに集中して読むのが、かなり苦手です。どうしても左側のページ(先のページ)に目線がいってしまい、快適に読み進められない。そのため、電子書籍は1ページ表示で読んでいます。
最近では、画面を中央で折り曲げて使う端末も出た話も聞いたりしますが、コストや画質、端末の重量を考えると、まだまだ漫画に向けての実用化は遠い気がします。
実際、画像のような端末が来てくれれば一発解決なのですが、私なりに『こういった表示機能が欲しい』という一人の漫画好きとしての希望を書いてみます。
ページを片方だけ『非表示』にする機能
これです。これがめっちゃ欲しい。
具体的に書きますと、白に近い灰色とか、漫画を読むのに邪魔にならない色で、『左側のページを覆っている状態』で読み始めたい。
これを左右にスライドさせて、ページを進めていくシステムが一番望ましいです。
更に付け加えると、タップもしくは上に向けてスライドなどで、覆いが外せて瞬時に見開き表示に戻せる仕様が良いですね。
画像のように、ページそのものが分かれていても、『右のページに対しての反応を左で描く』という演出も漫画では使われるため、そういった表現も潰さない、臨機応変な表示ができれば最適に思えます。
もちろん、『絵そのものが繋がっている見開きページ』は最初から覆いなしでダイレクトに表示できると完璧ですが、流石に全てのページを自動で識別して表示していくのは難しそうなので、ひとまず手動で。
何故そこまで電子の見開きにこだわるのか
これは私の個人的な考えですが、『見開き表示でないと正しく読めない』漫画は多く存在すると思います。
例にとって
アスペル・カノジョ 7巻
プラネット・ウィズ 1巻
弱虫ペダル 64巻
から、一部場面を引用して少し解説しようと思うので、ネタバレが嫌な人は、記事を閉じてください。
そこまで重要な場面は出さないよう配慮はするので、まあオーケーという人のみ、記事を進めてください。
2回連続の見開き
これには驚かされました。一回画面を横ににして見開き表示 → 戻す →また見開き表示 と、めちゃくちゃモタついた読み方となってしまいました。
また、左右のページの情報量も偏っているので、ここを四分割して読むのと、二分割して読むのでは、作品の体験として天と地ほどの差があると思います。
一部ページを跨いだコマ
これは幸い、紙で読んでいたので大丈夫でしたが、見開き表示でないと、1コマ目が次のページに繋がっている事が分からずに読み進めてしまい、理解が遅れそうです。
右側だけだと混乱する見開き
これは弱虫ペダルです。実は私の『電子見開き恐怖症』もここからスタートしてます。
この人の漫画はその辺を全く考えてないので、圧倒的に紙がオススメです。
このように、電子書籍を読むときの表示ひとつで、印象がガラリと変わってしまう作品が多数存在します。
漫画は体験なので、そこを余計な要素で邪魔したくないんですよねー。
「もう紙で買えや」というのがご最もなのですが、無限に紙で所有できる人って結構限られている気がします。私は2,300冊が限界。
遅かれ早かれ電子書籍はもっと普及してきて、いろいろと進化していく業界だとは思うので、なるべく『紙』に寄っていって欲しいですね。
ありがとうございました。