【漫画記録】2018年6月〜12月に読んだ27作
こんにちは。お久しぶりです。
やっと就活終わりました。
はあ良かった長かった。
これで平和にオタクをやれるってもんです。
では、早速本題に入ります。
2018年6月〜12月に読んだ
自分が面白かった漫画27作
27位 茄子 全3巻
ワクワク:★
感動:★★
ゆるさ:★★★★
【内容】
主役は「ナス」!?老若男女、国籍を問わず繰り返される人のいとなみ。家族、恋愛、友情、勉強、仕事……。なにげない日常のなかの人間関係を、ナスのある風景を交えて描いたヒューマンドラマ。
――ある夏の夜、ナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」という使命をうけた作者が描いたナス漫画の金字塔!!
〈感想〉
1話ごとに主人公が変わる形式の作品で、モテない男子中学生だったり、変わった工場の従業員だったり、新婚夫婦だったり、様々なキャラクターが登場。どこかにナスさえ登場すれば何でも有り。
私は作中に何度も登場する農家のおじさんが好きでした。彼が出てくる話は全部面白い。個人的にそこまで好きではない話もありますが、全話共通のゆるりとした台詞回しは必見。黒田硫黄さんに興味がある方はぜひ読んでみてください。
26位 鉄コン筋クリート 全3巻
ワクワク:★
感動:★★★
ゆるさ:★★
【内容】
純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。2人の悪童が背徳の街宝町を舞台に繰り広げるアクション。
宝町に住む少年、シロとクロはネコと呼ばれ、他の町でも恐れられる存在。学校にも通わず、暴力で金を奪い取る荒んだ生活を繰り返していた。
〈感想〉
全体的に話のペースがスローで、一気に読みきるような作品ではないように感じました。自分以外の誰も信用できないような環境で、他人を労わり続ける純真無垢なシロの言動が刺さる。3巻のクライマックスで急激に好きになった。
ピンポン、sunny、花男、GOGOモンスター、日本の兄弟に次いでオススメしたい。
25位 なかよし番外地 全1巻
ワクワク:★★
感動:なし
ゆるさ:★★★★
【内容】
愛でもない、恋でもない。
これは……なかよし。
SNSで話題のBL(?)漫画、待望のコミックス化!
スカーフェイスがキュートな兄貴と、パンチパーマがイケてる辰はいつでもどこでも、とにかくなかよし。
そんな2人の毎日を、著者デビュー前に執筆された初期作品から描き下ろしの最新作まで……
ぜーんぶ詰めこんだ完全版でお届けします!
〈感想〉
1ページで1話の楽しいラブコメ。ドラマ「おっさんずラブ」は見たことありませんが、きっとこんな感じじゃないですか?違いますか?
ギャグなので好みが難しいところですが、1ページ読んでもっと読みたいと思えたら買ってみてください。最後までこのテンションなので。
24位 2週間のアバンチュール
全1巻
ワクワク:★
感動:なし
ゆるさ:★
【内容】
林間学校でおませな少女・ローズと同室になったアンジェ。わがままな少女にうんざりした彼女がしたこととは……。子どもと大人で揺れる少女を毒気たっぷりに描いた「ばら色の頬のころ」番外編「彼の左目」など、初期の短編から最新作まで全4作を収録した傑作短編集。
〈感想〉
エッチでした。こういう基準で選定するのはどうかと思いましたが、とにかくエッチでした。特に小さい女の子が酷い目に合うシチュエーションが嫌いでない方、間違いなく買いです。
後述しますが中村明日美子さんは本当に絵が綺麗。そしてめちゃくちゃ官能的。変な期待を抱きながらドキドキ読み進めてしまう。
23位 そっと好かれる 全1巻
ワクワク:★
感動:★
ゆるさ:★★★★
【内容】
底抜けにおバカで、じんわり切ない。含み笑いの王様・小田扉ワールド全開短編集!!
常に歯をくいしばっているOL・野木さん「そっと好かれる」、校舎に穴を掘る一人暮らしの女子高生・古野さん「学び舎大戦争」、謎の組織に改造された人間たち「サイボーグ大作戦」他収録。なんか、変――。小田扉の変印、保障します。描き下ろし、小田扉自身による爆笑作品解説つき!
〈感想〉
団地ともおの作者である小田扉さんの短編集です。掲載誌が「エロティクスF」であるため珍しく女の人の裸が出てきます。
ともお達とはまた少し違ったお馬鹿な住人達が見られて満足でした。でもちょっぴり切ない。
22位 宇田川町で待っててよ。
全1巻
ワクワク:なし
感動:★
ゆるさ:★
【内容】
純粋かつ扇情的な、女装男子との恋。人通り多い街中で、同級生・八代(やしろ)の女装姿を目撃してしまった百瀬(ももせ)は、その日から毎日、「あのこ」のことを考えてしまう。一方、そんな百瀬の様子に戸惑いつつも、熱の籠もった目線をそらせない八代は渡された女子高の制服に袖を通し、彼の前に立つが---。
臆病な女装男子と、一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー。描き下ろし収録!
〈感想〉
BLそんなに読んでませんが、すんなりと相手を受け入れる作品が多い中、戸惑いと「同性に性欲を向けられる恐怖」をリアルに描いていた作品。読んでいて少し怖かった。
それでも作画はとても美しく、徐々に気持ちが動いていく様子も理解できてしまう。なんとなく男性にオススメしたい。
21位 13月のゆうれい 全2巻
ワクワク:★★★
感動:★★
ゆるさ:★★★
【内容】
女と男と女装男子の三角関係。ネリが3年ぶりに再会した、双子の弟・キリ。彼はネリにそっくりな顔で、ネリがおよそ着ないような「可愛い」服に身を包んでいた。「キリはいつ女の子になっちゃったの?」弟の女装姿に動揺したまま、ネリは偶然にもキリの同居人・周防(すおう)と知り合う。男子校時代の同級生だという周防が抱く、キリへの“ともだち以上”の感情に気づいてしまい――?
巻末に描き下ろしエピソード、作者あとがきも収録。ちぐはぐな三角関係ストーリー第1巻!
〈感想〉
スッキリした絵柄で絶妙に暗い雰囲気をまとっています。自分とは離れた境遇のキャラクター達ですが、悩みごとだけは他人に思えず、読後に少し心が沈んでしまった。
ストーリー的には結構まとまっているのでキャラクターが嫌いでなければ楽しめるはず。複数のテーマが混在している作品なので、新しい価値観が生まれたり生まれなかったり。
20位 起きてください、草壁さん
既刊1巻

起きてください、草壁さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 秋★枝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/10/23
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ワクワク:★★
感動:なし
ゆるさ:★★★★★
【内容】
寝ていたい彼女と、出かけたい彼氏の週末戦争――!? 休みの日は寝ていたい草壁さんと、お出かけしたいカレシの学臣さん。あの手この手で起こそうとする学臣さんを、なんとか阻止しようとする草壁さん、そんなふたりが繰り広げる週末ラブコメディ。
〈感想〉
秋★枝さんの新作です。私は個人的に「恋は光」より「煩悩寺」が好きなので、雑学を交えながらゆるゆるラブコメをやってのける本作はちゃっかり好物でした。
絵なのかセリフなのかコマ割りなのか、秋★枝さんの平坦な読み味は唯一無二の癒しです。彼女を甘やかすことに長けている学臣さんのキャラクターも良い。
19位 コペルニクスの呼吸 全2巻
ワクワク:★★★
感動:★★
ゆるさ:★★★
【内容】
仮面の下に美しき素顔を隠したピエロ・トリノス。孤高のジャグラー・レオ。少年買いの外交官・オオナギ。トリノスに惹かれてゆく青年・ミシェル……70年代パリのサーカスを舞台に、そこに集う人々の生き様を官能的タッチで描き出す、エロティック・ストーリー。
〈感想〉
“サーカス”というジャンルを幻想的な見開きで見事に表現。汚い世界に身を置きながらも、必死に自分の過去の柵への答えを探す主人公が印象的でした。
人を選ぶような性的描写で溢れていますが、その中でもそれぞれのキャラクターに求めている愛があり、少し悲しくなる。初連載ながら作画の美しさは健在です。
18位 プラネテス 全4巻
ワクワク:★★★
感動:★★★★
ゆるさ:★★★
【内容】
ハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩んでいた。
〈感想〉
初めて漫画の方を読みました。後半は少し尺を持て余したような展開もありましたが、名作と呼ばれるに相応しい、クオリティの高い作品でした。
特に作画の熱量が凄まじく、紙面を通して圧が伝わってきた。カラー収録、ページの裏面が透けない厚紙使用など、他にない贅沢仕様なので、電子書籍よりも紙媒体をオススメします。
17位 ウツボラ 全2巻
ワクワク:★★★
感動:★★
ゆるさ:★
【内容】
中村明日美子初のサイコ・サスペンス、戦慄の第1巻!謎の死を遂げた美少女「藤乃朱」。入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る少女「桜」が、作家・溝呂木の前に現れるも、彼女の正体は一切不明。二人の点をつなぐ作家・溝呂木は、ある秘密を理由に深い闇に追い詰められていく。そして事件の謎を追う編集者と刑事たち。彼らの間を蠢く謎は深まるばかり――。顔のない死体とひとつの小説をめぐる、謎の物語。
〈感想〉
話の内容が難しく理解しきれなかったため、読後にネットで解説を見ました。全2巻とは思えないほどボリュームが有り、長時間著者の美しい作画に触れ続けたせいで脳が痺れた。
今作は男性向けのエロが多いように感じました。中村明日美子さんが描く「魔性」は本当に引き込まれる。
16位 ドロヘドロ 全23巻
ワクワク:★★
感動:★
ゆるさ:★★★
【内容】
自分を醜い姿に変えた、憎むべき「魔法使い」を頭からバックリ!!口の中にもう一人の人間を住まわせた謎の異形の男・カイマン。魔法使いたちに姿を変えられた時に記憶を失い、いまはただ連中を狩る日々を過ごしている。「口の中の男」が犯人を言い当て、元の姿に還れるその日まで…
〈感想〉
先日完結したのでランクイン。壮大な世界観で、1冊ごとにちびちび謎が明かされていきます。序盤はブラックなコメディとして大好きですが、中盤以降、特に18巻あたりから何がなんだかわからなくなってきました。
作画もパターン化していて読むのが面倒でしたが、それでも最終巻は楽しく読めた。完走した読者の方々とは握手したい。
15位 オナニーマスター黒沢 全4巻
ワクワク:★★★
感動:★★★★
ゆるさ:★★★
【内容】
web上で伝説的人気を誇った『オナニーマスター黒沢』がついに電子書籍化!中学二年生の黒沢の楽しみ…。それは学校の女子トイレで同級生をオカズに自慰にふけること。しかし、クラスでイジメに遭っている少女に見つかってしまい……。
〈感想〉
「女子トイレで自慰にふける男子生徒(しかも妄想相手はクラスメイト)」という手の施しようのないゲスな設定ですが、主人公をイケメンにすることによって不快感を相殺。
話のジャンルはギャグかラブコメ…そう思って読み進めた私でした。しかし、読み終わった後、目には涙が…。あらゆる面で問題作。
14位 天国大魔境 既刊1巻
ワクワク:★★★
感動:★
ゆるさ:★
【内容】
美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。未来の日本を「あね散歩」。二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!
〈感想〉
もう獲っちゃいましたね。「このマンガがすごい!2019」オトコ編1位。私はそういう賞にはもうそんなに興味がないので、「意外だけどまあ有りか」くらいの心境でした。
今後の展開次第の作品ですが、1話から緻密な構成を匂わせています。そして描写に無駄がないのに堅くなく、読みやすい。流石の手腕です。今から完結して読み返すのが楽しみな1巻。
13位 南くんの恋人 全1巻
ワクワク:★★
感動:★★★★
ゆるさ:なし
【内容】
高校生の南くんの恋人・ちなみが、ある日突然小さくなってしまった! 南くんは自分の部屋でちよみと一緒に住みはじめるのだが……。南くんとちよみが繰り広げる、少し甘く、ちょっぴり切ないラブ・ストーリー。3度ドラマ化された、漫画史上燦然と輝き続ける青春恋愛ドラマ。
〈感想〉
最終話で好きになってしまった作品です。当然ですが体が小さくなると日常生活は大変で、自分の彼女とは言えどこまで愛せるのか不安になるはず。忘れることのできない1冊となりました。
12位 怪物事変 既刊6巻
ワクワク:★★★
感動:★★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
田舎の静かな村で、家畜が次々と変死するという奇妙な事件が起きておりました。事件解決の為に東京から呼ばれた「隠神」という派手な格好の男。調査の途中で男は、村に住む「泥田坊」と呼ばれる不思議な雰囲気の少年と出会うのでございます。数奇なる怪物物語、これより始まり始まり──。
〈感想〉
キャラクター達が可愛い。優しい子たちが多くて好きです。ほんわか探偵漫画かと思えば血を流すようなバトルもあり、漫画としての幅の広さに興奮する。
しかし最新の6巻の展開があまり面白いと思えませんでした。7巻での挽回を期待。
11位 夜と海 既刊1巻
ワクワク:なし
感動:★
ゆるさ:★★★★
【内容】
仲の良いおともだちより無くても困らないものが欲しかったーー。転校生の月子は、学校のプールで泳ぐ内海に目を奪われてしまう。彼女がクラスメイトだと分かったものの接点はないまま。しかし、ある雨の日をきっかけに…。高嶺の花の転校生とノーテンキ水泳少女。不器用な少女たちの日常を描くセンシティブストーリー!!
〈感想〉
「恋は雨上がりのように」のような、空気感第一の作品。水中にいるかのような鮮やかな見開きが好き。
10割「作画が良い」で推しているので、ストーリー面で過剰に期待しすぎると肩透かしを食らうかも。
10位 うたかたダイアログ 既刊2巻
ワクワク:★
感動:★
ゆるさ:★★★
【内容】
とあるショッピングモールのドラッグストアでアルバイトをする高校生、宇多川と片野。部活で全国優勝を目指したり、胸を焦がすような恋愛をしてみたり、不思議な力を使って世界を救ったり、異世界に召喚されて魔王を倒したり…そんなドラマとは一切無縁な二人の高校生活。基本的には無駄口を叩いているだけですが…それが、何だかとても楽しいんです。話題沸騰!中毒性NO.1の最新型ラブコメ、待望の第1巻!!
〈感想〉
コメディは好きなジャンルではないのですが、読み返すほどに面白くなっていった作品だったので(今更)ランクイン。
単純に話術が巧みで、たぶん作画なしでも笑ってると思います。そして作画も少女漫画らしからぬ見やすさ。最終3巻の発売が楽しみです。
9位 バジーノイズ 既刊1巻
ワクワク:★★
感動:★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
新時代の“音楽”ד恋愛”体験。
「すきなもんいっこ、あればいい」 ――そう、思っていた。マンション管理人をしながら、趣味で音楽を奏でる「だけ」。 ”シンプルで完璧”な生活を送る清澄(キヨスミ)。
しかし――清澄が出逢ってしまったのは、 バンドマンに恋をする女・潮(ウシオ)。
閉じた世界に流れ込む強烈な”ノイズ”が、
清澄の人生を大きく変えてゆく―――
たったひとりと出逢うだけで、世界が変わる。
耳障りで、少し心地良いノイズ。
〈感想〉
音楽漫画というと演奏パワーでガツンと感動を誘うという印象ですが、本作は周囲と自分に音楽を“聴かせる”ような演出で、それがとても心地よい。
冷めた主人公だからこそ、感情を表す描写がとても綺麗。今もっとも2巻に期待を寄せている作品です。
8位 培養肉くん 既刊1巻
ワクワク:★★
感動:なし
ゆるさ:★★★★★
【内容】
無類の夏次系ワールドが横溢する、すこしSFなスペース冒険譚! 木下くんと九森さんは、この惑星にふたりぼっち…? 天下に無類の鬼才・宮崎夏次系が贈る、すこしSF(エスエ・フ)なスペース冒険譚!
〈感想〉
宮崎夏次系さん好きなんです。どんな些細な描写も演出の力で名シーンや話のオチにしてしまう。そんな作者が、1巻で初めて引きの展開を描いていました。
20年かけて初めて出会った担当編集者さんは宇宙人で、ルンバは家から脱走するんです。もう、著者の想像力に浸るしか道はない。
7位 我らコンタクティ 全1巻
ワクワク:★★★
感動:★★★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
冴えない会社員をしているカナエは、小学校時代の同級生中平かずきと再会する。彼はナゼか一人でロケット開発をしていた。かずきの驚くべき目的を知り、カナエは思わず脱力!だけど、二人は一緒にロケット開発をすることに!カナエとかずきが小学校の時に見たUFOも絡み、思いもよらぬ方向へ物語は進む!いくつかの短編漫画をアフタヌーン誌上に発表し好評だった森田るい氏が満を持して放つ初長編漫画!
〈感想〉
一読目は主人公のお金にがめつい性格が好きになれず、苦手な作品だと思いました。しかし、我が強い主人公だからこそ、話を引っ張ることができている事実に気づき、ランクイン。
つまらないOL生活に突如現れた非日常、過去の同級生と組み立て途中のロケット。夢に本気になっていく熱い心境と、目まぐるしく展開される衝撃のラストに、強く心を打たれました。
6位 セッちゃん 全1巻
ワクワク:★
感動:★★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
セッちゃんのセはセックスの「セ」。
誰とでも寝てしまう女の子・セッちゃん。
誰にも興味を持てない男の子・あっくん。
交わらないはずだった二人の生活と人生。
でも、理不尽な「暴力」が世界を分断して。
二人は、「こっち側」で肩寄せ合って。
そして、最期はとてもあっけなくて。
「わたしもう間違わないのかもしれない」
ーー気鋭イラストレーター・大島智子による初の漫画作品、 待望のコミックス化。
〈感想〉
マンガワンで更新を追っていましたが、1ページ目の出オチをすっかり忘れていたので、ラストの展開にひっくり返りました。終わりが決まっている女子大生の最期の学生生活です。
非常に好みの作画で、各ページごとに噛み締めたくなるような温かさがありました。個人的に漫画でキャラクターが泣くシーンが大好きなのですが、かなり上位に入る泣きのシーンがありました。
5位 どうにもこうにも 全3巻

どうにもこうにも 1巻 (マッグガーデンコミックスEDENシリーズ)
- 作者: 日下直子
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2018/11/05
- メディア: Kindle版
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ワクワク:★★★★
感動:★★
ゆるさ:★★
【内容】
どうにもこうにも上手いくいかない漫画家の再生物語!新人漫画大賞の大賞を受賞し、華々しくデビューを飾った江藤まお。将来を期待される若手漫画家のホープだったが、彼女を待ち受けていたのは…?
〈感想〉
「漫画の専門学校」という未知のジャンルでしたが、もともと興味のある分野であったため、とても楽しく読めました。そしてなかなか作中のギャグの切れ味が鋭く、進んでツッコミをこなす主人公をすんなり好きになることができました。
終盤の展開はやや強引・詰め込みすぎのようにも感じましたが、いちおう綺麗にまとまっています。漫画を読む側として、作る側の苦労や覚悟を知るためにも、読む価値は高いと思います。
4位 アスペル・カノジョ 既刊2巻
ワクワク:★★★★
感動:★★★
ゆるさ:★★
【内容】
新聞配達で生計を立てている売れない同人作家・横井の家へ、鳥取から突然やってきたのは「ファンだ」という少女・斉藤さん。彼女は見ているもの・感じている事・考えやこだわりが、他の人と違っていて……。これはそんな「生きづらい」ふたりが一緒に暮らして、居場所を探す、日々の記録。
〈感想〉
ツイッターで呟いてる方もいましたが、まず障害者を題材にしてるのに漫画として面白いというところがすごい。理解を深めるという目的の作品ではないと思いますが、読んでみて何かを感じ取れるはず。
作中に触れられていた「漫画に登場することを却下された人間達」というのも割と自分に当てはまるので、そういう人たちがどういう人生を辿るのか、という点でも個人的に楽しめています。
3位 不死身のパイセン 全1巻
ワクワク:★★★★★
感動:なし
ゆるさ:★★
【内容】
決して帰り道では読まないでください―――
突然の台風に襲われた街に住む2人の女子高生は、毎日、部活帰りに謎の怪異に襲われるようになってしまう。
しかも何故か狙われるのは先輩の方ばかり。
しかし、毎回、無事に生還する先輩。
まるで何かに取り憑かれているかのよう…。
〈感想〉
マンガワンで読んでました。最終回を読んだあとは「傑作」止まりでしたが、本編終了後のエピローグの「ちょい足し『???』」がさいっっっこうに良かった。呼吸を忘れるほどの良質な漫画体験でした。
電子配信ならではの、ページをめくった瞬間のインパクトを存分に活用。漫画は完全に紙派の私ですが、仕方なく電子書籍に手を出そうと思います(どうでもいい)。
2位 岸辺露伴は動かない 既刊2巻
ワクワク:★★★★★
感動:★★★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!? 『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。
〈感想〉
1巻も面白いのですが、2巻が超面白かったので入れました。お気に入りは『望月家のお月見』。先祖代々の言い伝えで年に一度やってくる「外出すると死ぬ夜」を、家族で安全に乗り切ろうとするお話です。
荒木飛呂彦さんは本当に進化が止まらないです。読み切りを描くたびに現代に合わせて作風を変えています。人間国宝に認定される日も近い。
1位 鬼滅の刃 既刊13巻
ワクワク:★★★★
感動:★★★★
ゆるさ:★★★★★
【内容】
時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため、また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!! 血風剣戟冒険譚、開幕!!
〈感想〉
声を大にして言いたい。
絵がとっても良い!!!!
難しそうなんです。髪型!!服装!!それから…刀!!!
ものすごく手間をかけて、作品に愛をかけて、描かないと!!辿り着けないクオリティなんです!!!
全力で全力で戦う兄妹を応援してあげましょう!!アニメも!!楽しみです!!
以上になります。
ほんとはもう8作ほどあったのですが、「最新巻だけ読めてない」という理由で次回へ繰り越しました。買ってない漫画が溜まっています。
ではまた時間があれば!
見てくれた方、ありがとうございました。