月間100冊超えの漫画読みについての考察
こんにちは。
何となく感じてる方もいらっしゃるかも知れませんが、私は漫画好きたちが読んだ冊数等を数字で比較するのが好きで、人の月の漫画の消費量を見ては一喜一憂をしています。
昨今のコロナ自粛で様々な漫画好きのトーク配信を見て、特にヤバイ。と思った層に関して、今回は勝手ながら考察と感想を喋ってみます。
なんというか、この凄さは漫画を読まない人には伝わらないだろうし、ちょっとかじってる僕でもギリギリに理解できたレベルなので、残しておいた方がいいと思いました。
まず、何を基準にこんなに騒いでるかと言いますとやはり1ヶ月間に読む冊数です。
皆さんは月にどのくらいの漫画を読まれる(“買う”ではないです)でしょうか。20冊という方も居れば、40冊、60冊という方も居ると思います。
私が今回語るのは、月に100冊超えのスタンスの漫画読みの方たちです。何故そんなに漫画を読めるのか、凡人目線で、普通の人々との違いを私なりに分析してみました。
【注意】
私は冊数の比較や、そこから見える“漫画を読む才能の大きさ”について考えるのは好きですが、決して立場の上下を作りたい訳ではありません。週に一回 釣りに行く人も、月に一回 釣りに行く人も、知らない人から見たら同じグループですし、そこに優劣はありません。
ただ「毎日 会社帰りに釣りに行く人」が居たらどうでしょうか。ちょっと興味出ませんか?そんなイメージです。
もう少し踏み込んだ話をしますと、
“趣味”は「太らない食事」だと思っています。時間とお金、そして体力を使って快楽を得る。極端な言い方になりますが。ただ、私が食事に近いと思うのは満腹のラインが個人で決まっていることです。
少量でお腹いっぱいになる人と、その横で自分のお金でモリモリ食う人、比べたとて、そこに優劣のつけようがありません。「(お腹いっぱいだけど) 俺ももっと食ってやる!」ってならないと思います。
ちょっと方向違いますが、ブルーピリオドでも芸術は「食べれない食べ物」って言い方をしていて、面白かったです。
気になる方は2巻をお買い求めください。
では本題に戻りまして。
まずは私の読みスタンスと、ヤバイ層(主観)の数字的な違いを見ていきます。
私の平均的な読み方ですが
・月→ 50〜70冊
・平日→ 1冊 / 休日→ 2〜4冊
・積み本→ 基本0冊。最大 十数冊
みたいな感じです。月単位は120冊くらいが歴代最高だと思います。積み本は電子書籍を利用し始めてほぼ消えました。
対して、私がヤバイと思った層が
・月→ 120〜170冊
・積み本→ 多い
という感じです。月に150冊と仮定しても、一日平均5冊。驚異的です。
私もそこそこ漫画を読むのに、なぜ開きが出るのか、体力、金銭面、生活環境を抜きにして、私が感じた『考え方の違い』がありました。
漫画へ興味を持ちに行っている
これに尽きます。もっと言うとその原因はハズレのハードルが高い(ハズレ認定をなかなかしない)点にあります。
私は漫画作品に関しては好みが強く、つまらないと感じた作品は買わないし読みません。それを読む暇があったら、もっと別の作品に体力を使いたいからです。
しかし、ヤバイ層(主観)の方々は、何かしら興味を見つけて、どんな漫画も“取り敢えず読む”という選択を取ります。
自分に合う、合わないの判定をする前に、興味を持つ努力をする、そして、その判定が終わる頃には1冊読み終わっているのではないかと私は推測しています。
一見体力の凄さに思えますが、私も含めて全ての漫画好きに『読むスイッチ』があり、それが入ると、時間を忘れて最終巻まで駆け抜けてしまうといった、底知れない原動力を自覚した経験を持っているはずです。
その簡易版が備わっていて、ある程度は自分の意思でスイッチを入れられる、というだけの話だと思います。
私が「自分が興味がある漫画をひたすら探す」タイプだとすれば、「漫画へ自ら興味を持ちにいっている」タイプです。
どちらが良いとかありませんが、私が面白い漫画をたくさん読みたい、と思ってハズレを避けて失速(漫画への期待感が下がり、少し疲れる)をしている間に、1冊の漫画へ“入り込む”努力をする。二通りの楽しみ方があることが分かりました。
では何故そう思ったのかと言いますと、(まあ直接そう仰っていた、というのもありますが)、漫画を語る際に設定に関してめちゃくちゃ楽しそうに喋る点です。
設定って、いわば漫画じゃなくても、映画や小説でやっても同じな部分ですよね。私はそこ興味なくて、漫画的な表現・演出の強さで判断する人間なので、設定の時点で『面白そう』って感情が起こるのはすごく得だと思いました。
変に疑ってないというか。
あと、積み本=漫画を買うハードルの低さ、という説もありますので、何か裏付けになるかも知れません。
いや、これは別にならないかも知れません。
まあ冒頭にも書きましたが、満腹のラインは人それぞれなので、どんな読み方でも漫画には歓迎されると思います。しかし、「より多くの作品に出会う」という視点で考えた場合、ヤバイ層(主観)の方々の才能は本当に素晴らしい。
あと、自分より漫画に時間とお金を使っている人が多く存在する、と聞いたときに、なんだかワクワクしませんか?なんとなくですが。いろんな面から見て、大事にされる存在だと勝手に思っています。『僕に』とかじゃなくて、『漫画に』。
いろいろ書きましたが、私個人の感想としては「マジでついていけねえ」「◯◯◯がおかしい」というのが、率直な印象です。スイマセン。
ありがとうございました。
かかった日数
7月28日(金) 9:00〜14:00 5時間
普段の感想記事と違い、文章全体の構成が求められるため、特に後半がつらかった。中盤の主張で満足してしまうため、オチをつけるのが難しい。今回はテキトーに投げた。