漫画において、魅力的な主人公とは何かを考えてみた
こんにちは。
また大それたタイトルとなっていますが、ただの素人の考察ですので、「面倒くさい読者もいる」という認識で軽く流してください。
さて本題。
私は漫画は演出(構図・コマ割り・セリフ)で全てが決まると思っており、
はっきり言って内容はどうでもいい(演出が良ければ何でも良い)と考えていました。
しかし、それは間違いでした。
数日前に自分の『苦手』な作品に直面し、
特に主人公の設定や描かれ方について、自分は大きくこだわっていたことに気がつきました。
以下、それらの各ポイントについてまとめていきます。
【注意点】
・ギャグ・コメディ漫画は考察の対象外です
・あくまで個人の見解ですので、意見が分かれます。『自分はこの方が好き』という内容であり、『この方が面白い』という意見ではありません
では、自分好みの主人公、その描かれ方について解説していきます。
1. 読者の主観として動く
早い話が、「無気力・無関心」な主人公だと作品全体の情報を発信するのに時間がかかる、ということです。
主人公が「俺は面倒ごとは嫌いだ」と言って事件を全て切り捨ててしまっていては物語は始まりません。しかし、消極的な考え以外で行動を起こすには、相応の理由が要ります。
そこで、
『自分以外の何かに強い関心を持つ』という設定が非常に大切になると考えます。
皆さんが好きな漫画の主人公も、思い当たる節があるのではないでしょうか。更にこの設定によって主人公は自発的な行動が増え、
『読者の主観となって素早く作品の情報を発信していく』ことも可能となります。
また、自分の身の安全を1番に考える主人公では一般的な人間と差がなく、読者が魅力を感じづらいのではないかとも考えます。
2. 主人公の『関心』から共感を得やすい『目的』を描く
主人公の外部への『関心』から作品のテーマが生まれます。
例) 自転車が好き → 仲間とレースで勝ちたい
ここからは更に読者のそれぞれの好みになってくると思いますが、自分は
『主人公が打算的でない』(自分のためだけに動いてない)という点が重要となります。
では、具体的にどうすれば良いのか。
3. 打算的になり過ぎないように、同じ「目的」を持ったキャラクターを増やす
例えば「サンクチュアリ」という作品
【簡単な設定】
『主人公がヤクザの世界でテッペンを目指し、裏社会から日本を正す』
面白い設定ですが、やや利己的に見えます。
しかし、キャラクターがもう1人絡むと、印象が大きく変わります。
【実際の設定】
『同じ意志を持つ幼馴染の2人が、ひとりはヤクザとして、もうひとりは政治家として、裏と表から日本を正していく』
主人公の独壇場という印象は薄くなり、互いに成長し合う姿が浮かび上がります。同じように、ルフィの「海賊王」や浅草氏の「アニメ制作」もひとりではなく同じ意志を持つ仲間と協力するからこそ、魅力的なテーマに感じるのだと考えます。
4. つまり自分の好みの作品とは
主人公は
・「利己的過ぎない」
・「何かに強い関心を持っている」
テーマが決まったら
・「主人公と同等の意志を持ったキャラクターを早めに登場させて欲しい」
割と当てはまる作品が多いような気がしますが、
私が先日読んだ作品は、主人公の利己的な野心、独壇場、協力する場面なしの状態で3巻まで進み、「作画は良いのにハマれない」事実について深く考えさせられるものでした。
「気にせず」に内容を楽しんでいる方も多い人気作なので名前は伏せます。
ただ自分の好みを知る利点は「1話もしくは1巻で見極めが効く」ということです。
漫画は人が楽しむために創られているものであり、作品の悪い点を語れるようでは負け組で、完全に使い方を間違えています。
そういった事故への回避に少しでも役立てていただければ幸いです。
お付き合い頂きありがとうございました!
鬼滅の刃が流行った理由について漫画オタクが考える
どうもー。
鬼滅人気すごいですねえ。
・コミックスが本屋から姿を消す
・掲載最新話がトレンド入りする
「アニメが流行る」というのは幾度となく見ていますが原作(漫画)がここまで流行るのはちょっと前例を知らないです。
なぜ漫画が流行るのか。
漫画オタクとしてその技術の高さを考えてみました。
1. キャラクターの“作り”
2. 焦燥感を生むテンポ
3. 残酷さの演出
以上3点。
順を追っていきます。
1. キャラクターの作り
漫画はキャラクターが作れる天才のみが表現できる世界です。
冒頭や過去篇などでアクシデントを起こし、そこで人物の特異な立場、行動の動機を描く
↓
その際に人物の感情の振れ幅を最大限に表現し、読者を引き込む
↓
設定がぶれないようにセリフや仕草を考え、作者が演じる
ここまでが一般的な流れです。
しかし鬼滅は最後の“設定”という部分に、果てしなく細かなこだわりを感じます。
・キャラクターデザイン
まず目がいくのが髪型
これはメインキャラクター全てに個性があり、各々の性格を表現しています。
他にも面倒な柄の服装
後々に追加されますが刀
デザインを細かくするほどに作画のコストが増えていく中、1人のキャラクターにここまで詰め込むのは異様な愛に他ならないと思います。
これらの人格に基づく“統一された情報”により、読者が“興味を惹く入り口”を増やしています。
ちなみにこのキャラクターは1話に登場する
富岡義勇(とみおか ぎゆう)
という鬼殺隊の一員です。
…お気づきでしょうか?
・名前
竈門 炭治郎(かまど たんじろう)
竈門 禰󠄀豆子(かまど ねずこ)
我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)
嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)
どれも初見で正しく読むのは難しく、それ故に一度覚えてしまうと忘れない、センスが光る命名となっています。
ここでもキャラクターを大事にしている様子がとても美しい。
2. 焦燥感を生むテンポ
読んでいて感じる“止まらない勢い”
私はモノローグの使い方にあると考えました。
鬼滅の刃にはよくキャラクターの心境を語るモノローグが出現します。
ここではキャラクターの心境も混じえながら同時に戦況を伝える。読者が滑らかに読むのを前提としたページです。
そのモノローグを踏まえた上で
初めて「相手に伝える」セリフが発生します。
ここで読者が手を止めるような印象に残る場面を作っています。
この“素早く読ませる”→“手を止めさせる”
と言った、緩急の連続こそ止まらないテンポの秘密だと考えます。本当に上手い。禰󠄀豆子がんばれ。
無論、素人の考察なのでその他の「読ませる技術」は山ほど存在すると思いますが、鬼滅という作品の大きな“特徴”にはなるのではないでしょうか。
3. 残酷さの演出
この作品の最大の魅力とも言える点が
敵である鬼も昔は人間であった
という設定です。
首を斬られた(負けた)鬼は最後に人間だった頃の記憶を振り返ります。
この鬼は最後に炭治郎に手を握ってもらい消滅。
人を食った鬼を“生かす”という選択肢はないものの、切り捨てる訳ではなく、その人生の終焉に向き合っていく姿勢が大きな感動を生む。
これは後半になるほど破壊力が増していき、作者の演出、キャラクターの作り込みを恨むほどに壮絶なドラマを描いています。
“残酷な世界を終わらせる”楽ではない正義だからこそ、多くのファンが応援し虜になってしまう一因なのではないでしょうか。
以上です。
お察しの通り私は大好きな作品なのですが、ハッキリ言ってここまで流行るとは思っていませんでした。
「尖った絵柄」と「長編に見えないストーリー」が理由です。世間にそれが認められたとなると、掲載誌次第でもっと人気になる作品が多数あると思います。
何にせよ“漫画文明”がより発展していることに変わりはありません。
最後に、著者の才能を確信できる短編集もオススメします。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
三宅乱丈「pet ペット リマスターエディション」を導入のみ解説する
こんにちは。
三宅乱丈さんの pet
という漫画があるのですが
アニメ化も3話まで観たのですが
内容が難しくてよく分からない
といった方、多いのではないでしょうか
個人的に序盤から設定が複雑過ぎると思います
そこで、理解に苦労した頭の悪い側の自分がイメージでこんな始まりだよというのだけ解説をしてみます。
完走すると結構面白い作品なので、少しでも助力になれば幸いです。
※1〜2巻の設定(ネタバレ)を含みます
1. 軸になるのは5人だけ
上から
林(ハヤシ)さん
悟(サトル)
司(ツカサ)
ヒロキ
この4人に桂木(かつらぎ)というオジサンを加えたのが主要メンバーです。
2. 全員同じ「会社」に属している
会社は謎に包まれていて分かりませんが、
主に「殺し」や「違法な取り引き」をしてお金を稼ぐところみたいです。
そして5人の仕事は
会社にとって邪魔な人間を「洗脳」もしくは「記憶を改ざん」して、排除すること。
3. 人の記憶を操作できる人間たち
人の記憶の中に踏み込んで、自由に塗り替えることができる人間を「ペット」といいます。
そして
この作品では人間は2種類の記憶で構成されています。
「ヤマ」
自分の中の楽しくて、安心できる記憶の場所。
他人に介入されると壊れてしまい、心のバランスを失って廃人となってしまう。
「タニ」
自分の中の辛くて、悲しい記憶の場所。
実はタニもヤマと同じくらい大事な部分であり、ここも壊されると廃人になってしまいます。
4. 「ペット」は「ヤマ」を持っていない
人の記憶の「タニ」が勝手に流れ込んできてしまう「ペット」は、心のバランスが保てず、自分の「ヤマ」を作る前の幼少期に廃人になってしまいます。
ではどうするかというと
同じ「ペット」から「ヤマ」を分けてもらう(教えてもらう)ことによって、普通の人間に戻ることができます。
そして普通の人間になれた「ペット」は
自分の心に「カギ」をかけて、他人の記憶と自分の記憶が混濁しないように防いでいきます。
5. 各キャラクターの目的
最後のワード解説
「イメージ」
他人の記憶に侵入する際に使う「入りやすい形」のこと。自分自身の姿を変えるものが多いが、例外もいる。
林(ハヤシ)さん
使うイメージ:風
会社の古株で、司(ツカサ)と悟(サトル)に「ヤマ」を与えた実力者。
会社の方針に疑問を持ち、組織から逃亡するも、自分の子供のように愛する司(ツカサ)と悟(サトル)も会社から解放させようと、ひとり暗躍する。
司(ツカサ)
使うイメージ:水
若手の実力者。「ヤマ」を貰った林(ハヤシ)に恩義を感じているものの、会社で上り詰めて「生活の自由」を手にするためなら、どんな残酷な手段も厭わない覚悟を持つ。
ヒロキに「ヤマ」を分けた本人であり、一緒に会社から脱出する夢を持つ。
ヒロキ
使うイメージ:金魚
「ヤマ」を貰った司(ツカサ)の言いなりで、司(ツカサ)を自分から引き離そうとする会社に反発する。
世間知らずの面を自覚しており、生活の全てを司(ツカサ)に頼りきり依存している。人を傷つけたくない素直で良心的な主人公。
悟(サトル)
使うイメージ:ドア
最速で人の記憶に侵入できる「ドア」のイメージを使う。会社の方針が好きな訳ではないが、出張と「聞かされている」林(ハヤシ)の帰りを待つため、上司である桂木(かつらぎ)の命令に従う。
「ヤマ」を分けてくれた林(ハヤシ)に絶対的な恩義を感じており、1話冒頭でも「廃人」としての心の辛さが描かれている人物。
桂木(かつらぎ)
使うイメージ:なし
イメージを持たないため、「洗脳」はできても「記憶への侵入」は上手くできず、「ペット」ではない社員。
林(ハヤシ)と同じく古株だが、ヒロキや悟(サトル)など、異様な能力を持つ「ペット」たちを馬鹿にしている。
とまあこんなところでしょうか。
要は
それぞれの思惑の中、
「人の記憶を塗り替えたら勝ち」の
サスペンスとなっています。
全5巻で5人の登場キャラクターが無駄なく思考を繰り広げる作品となっているので、
ぜひ広い視点で状況を把握できればなと思います。
ではまた。
俺マン2019まとめ
1年間、お疲れ様でした。
俺マンは参加するのが4回目、記事にするのは3回目になります。
こうして1年間を振り返ることのできる、良い文化として定着しつつあります。
もくじ
俺マン2019:継続編
連載中のものです
1位 ブルーピリオド
積み上げてきたものが爆発した6巻でした。単純に「1冊」に対して格別に集中できましたし、期待以上の読み応えでした。
5巻までは6巻の過程でしかないのですが、それ自体もひたすらに面白かったおかげで、今回は一段階ギアを上げられただけですぐに参ってしまった。
2位 シオリエクスペリエンス
SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 13巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)
- 作者:長田悠幸 町田一八
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2019/08/24
- メディア: Kindle版
漫画において「正解」を導き出したパフォーマンス。
いつかツイートしましたが、漫画は「どの場面を」「どの角度で」切り取るか、の選択の連続でしかなく、その全てを当て続けている、奇跡のような作品です。
漫画の唯一無二の技術、『視線誘導』を100%発揮し、その上でキャラクターや音楽の表情を組み込んできます。4回読んで、4回泣きました。
3位 ヴィンランド・サガ
この漫画を読んでいると、「普通の漫画に飽きたから表現で遊んだ」という作者の茶目っ気が窺える気がします。
特に宿敵ガルムの性格の根源とも言える描写は短いながらも衝撃を持っており、一発で理解できる“ヤバさ”に心が震えた。ストーリーを進めながらも「死」や「愛」などのテーマを片時も忘れておらず、安心して本棚に置ける傑作です。
4位 鬼滅の刃
泣いた。語彙力ゼロになってしまう、褒めどころしかない作品。乱戦が上手いとかチープな表現で申し訳なさ過ぎるのですが、「勢い」と「息つぎ」が絶妙で、面白く止まらないのに疲れない。そして読み返す。
戦況はセリフとモノローグ両方で語るべきなのかもしれない。そんな事より、上弦参はどういうことでしょうか。私は、命を燃やして、尽きる前に人に繋いでいく、残していく、その姿に、漫画越しにでもこのキャラクター達に「出会えて良かった」と強く思うのです。
5位 亜人
ここ数年ずっと面白い。「アホでも分かる」のに「誰も考えつかない」アイディアを連発しています。
演出面もなかなか尖っていて、スローテンポに思える“焦らし”が読者の期待と不安を煽る。1ページ先がわからない、平常心で狂った漫画です。
6位 僕の心のヤバイやつ
夢がある。
陰キャ、ここに集え。
私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! (16) (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者:谷川 ニコ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2019/11/12
- メディア: コミック
遅効性SF…。掘れば掘るほど果てしない情報の世界…。などなど、適当な肩書きが思い浮かばない、異色の青春漫画。
「関係性」と「シチュエーション」のみで面白い話を描き続けるコメディ、本当に凄いと思います。修学旅行編から動き出し、“蚊帳の外”だった人間が“内側”の人間を次々に周囲へ呼び寄せていく様子は、ただただオタクを感動させてしまう。
8位 ザ・ファブル
今年に一気読みしました。「ー」の文末に吸い寄せられるように読み進めてしまい、気づいたらすごく面白いことになっていた。
あと数冊で1部が完結するらしいのですが、どんな幕になるのか想像もできない。
9位 血と灰の女王
シオリエクスペリエンス、亜人に並び、3年連続で俺マンに入れている好き好き作品。
無料アプリで追っているのでどうしてもコミックス単位の感想が出せないのですが、このために月曜日を乗り切って会社に行っているのは確かです。
10位 夜と海
個人的に更にもっと評価されて欲しい作者さんです。漫画を作るセンスが卓越しており、「百合」や「ネコ漫画」など、私が普段触れないジャンルの物も一瞬で虜になった。
たぶん何を描かせても面白くなるのでしょうが、ひとまず連載中の2作の完結を見届けるのが楽しみです。
俺マン2019:完結編
年内に完結したものです
1位 ハイスコアガール
泣くしかねえ最終回。
私は見てきたんです。9冊に渡り、2人の男女が山を越え谷を越え、静かに寄り添ってきた光景を。それでも、芯が強すぎて、なかなか素直になれない関係を。「尊い」という感情にあまり覚えがないのですが、夜中に関わらず近所を大声で駆け回りたくなった衝動は“それ”なのでしょうか…。
2位 培養肉くん
誰も描けない ボーイ・ミーツ・ミート、スペースオデッセイ。
私が「今まで1番面白かった漫画は?」と聞かれた際に候補として抑えている作品です。宮崎夏次系への愛を語ると長くなってしまうので止めますが、著者の作品を一通りお楽しみいただいてから出会って欲しいと思います。とにかく「見たことない」「見ることのない」場面が目白押しなんです。哀愁漂うユーモアの魅力に手が止まらなかった。
3位 ひゃくえむ。
1〜2巻までは「短距離走の漫画?何だそれ〜心配だな〜」と読んでいたのですが、いざ終わってみると作者に土下座の6文字で心を埋め尽くされました。
持ち合わせていたエネルギーを全てぶつけられるのは100Mという距離でしたし、それ以上でもそれ以下でもない。実力を150%出し切って堂々と完走した、後世に語り継がれるべく、まごう事無き傑作です。
4位 ロッキンユー!!!
オタクがオタクに送る、「気持ち悪さ」と「カッコよさ」の曖昧な線引き。
私も一端のオタクなので『誰にも理解されない重すぎる愛』のなんとも言えない気色悪い様子は理解しております。そして当然その素晴らしさも。オタクという生物を肯定する訳でも否定する訳でもない。ただ突き放す。その辺の不確かな定義に突っ込んでいく、攻めた発言が非常にツボでした。音楽漫画としても斬新。
5位 乙女文藝ハッカソン
女子大生のバタバタ執筆コメディ。
かなりストーリーの強さを感じた作品です。小説は他のエンタメと違い『ストーリーの破綻・矛盾』に目が行きやすく、情報量の徹底的な配慮が不可欠なのではと本作を読んで漫画オタクは思いました。ブルーピリオドと同じく『手段』を提示しながら『応用』を披露していく深い技術は、未知の分野への探究心を刺激されます。ぜひ小説好きな方の感想が見たい。
6位 響 -小説家になる方法-
なんとも言えぬ絶妙な長さで切りましたね。事実、5〜6巻あたりで話のピークを持って来ている作品ですので、それ以降が面白く描けているのが奇跡だと思っています。
未来を描いて『結論』を出すタイプと現状に留めて『お任せ』するタイプのラストが存在すると思いますが、後者になるのかな。勢い重視な面もあったので、有りな締めだと思います。お疲れ様でした。
7位 恋のツキ
これまたラストに期待が乗っかっていた作品です。
二股が『悪』か『有り』なのかハッキリした解答は出さず、あくまで登場人物たちの個人の人生観によるエンドになっており、上手く良い方に逸らしたなと思います。稀に身震いするほどカッコイイ視点のコマがあり、映画とか好きな人は気づいて感心したのではないでしょうか。かつてない嫌な焦燥感をありがとうございました。
8位 団地ともお
長期連載お疲れ様でした。
あまりハズレの1冊が思い浮かばない作品でしたが、32巻で「あれ…?」と感じてしまい、その次で完結となりました。33巻は大当たりで、カレンダーや宇宙人の話も大満足。最終回は予測すること自体は可能なんですが、この作品が好きであるほど、当たる可能性はほぼ皆無なエピソードでした。
9位 起きてください、草壁さん
秋★枝さんは当たる時とそうでもない時があり、本作はかなり好きな内容でした。
無限に同じ空間で「寝てたい」「おやおや」のやりとりをしてるだけなのですが、その「喋り」こそ著者の武器であり、読者が欲してる要素であったと思います。もう1〜2冊くらい読みたい気持ちもありますが、結構良いラストになっているので満足です。
10位 よんでますよ、アザゼルさん。
私は人がドン引きするような「気持ち悪いゲス」が大好きですので、本作は貴重な供給源でした。
ただ12巻くらいから探偵としてのストーリーは死んでおり、ギャグを乗っけるにも土台がないように感じました。そんな中でも最終回では9割の伏線が回収されていて、初めて構成の良さに気づかされた。もう少しちゃんと描いて欲しかった。
俺マン2019:新規編
今年に1巻が出たものです
1位 スキップとローファー
文句がない作品です。
漫画において「読者が気持ちよく読める作り」が整っており、これがアニメや映画なら面白さを表現しきれないと思います。主人公や周囲のキャラクターも人間味がわかる「情報量」を持っており、作品のテーマや全貌はすぐに理解できるのに1話先がわからない、と言った不思議な状態。2巻までがとても良いので逆に3巻が心配。
2位 吾峠呼世晴 短編集
完璧でした。
矛盾しているのですが『情報の遮断による表現』が上手いんです。情報を乗っけるだけなら誰でもできます。著者は服であったり、登場場面であったり、価値観であったり、セリフであったり、全てが『端的』にキャラクターの『個性』を脳にねじ込んできます。本当に読み切りなんでしょうか。読み切りで「キャラクターを本気で好きにさせる」事が、漫画の技術の範囲で実現可能であったとは。出会った短編集では1番です。
3位 水は海に向かって流れる
すっかり有名になってしまった「コメディで塗りたくられた修羅場」。
まさに進化の途上に居る作者さんで、乗っかるなら今、という旬な作品。コマの境界を自由にまたぐ「吹き出しの位置」が面白さの秘密でないかと私は勘ぐっています。2巻にて直立姿勢で肩を揺らしながらタダをこねる主人公の擬音が「みょんみょんみょん」であったことから、擬音上手すぎ漫画家ランキング1位に君臨しました。
4位 アンダーニンジャ
ベテラン作家が描くちょっと情けない現代忍者アクション。
花沢健吾さんは中学生の時から愛読している好きな作者さんです。特に今作は「スロースタート」でありながらも前作のゾンビよりはトリガーが多く、著者きっての多くのキャラクターが序盤から登場しています。設定は少年漫画なのにそれ以外の全てが青年漫画の魅力に変換されており、傑作の予感に興奮を抑えきれない。
5位 大ダーク
画力と設定が噛み合った自由過ぎるファンタジー。
ドロヘドロ終盤の作画にパターン化を感じていた私は、正直そんなには期待していませんでした。しかし「ただ飽きていただけだった」。アクションシーンに大コマを使って頂けて感無量です。もうミステリーも真相も要らないから、オリジナル世界観の街並みだけ散歩してください。7巻くらいで締めて次に行って欲しい。
6位 ニジとクロ
"癒し"を得られる、貴重な漫画体験。
上質な作画にキャラクターを放り込んだだけのような作品で、ファンタジー色の薄い日常モノ。あまり触れないジャンルなのですが「よつばと!!」のようなキャラクターへの愛らしさを感じました。続刊が楽しみです。
7位 涙煮込み愛辛さマシマシ
著者短編集3冊目。
人間の孤独の寂しさをえぐる新鋭作家。演出面が上手く、人間関係の不安定さをホラーとも思える鋭い切れ味で表現しています。“男女の恋愛”のみにテーマが固定されているにも関わらず、多様な引き出しで楽しくキャラクターの人生観を読ませてくれる。
8位 ワンナイト・モーニング
朝ご飯を巡る恋愛短編集。
少女漫画とは違った“有りそうな”社会人タイプで、好みの作品でした。なにより女の子の作画が可愛い。私は日暮キノコ先生の描く女の子が1番可愛いと思っていますが、肩を並べるほどの実力を感じました。
9位 ほぼほぼほろびまして
終末は 家族と。親子で駆け抜けるゾンビワールド。
結構何度か読み返している作品です。漫画において“疎”に重点を置いていて、余裕がある進め方が癖になります。1話目を“街並みの上空”から始める漫画は逆に珍しい気がしますし、1巻だけの情報量の少なさも新しくて好き。世界観の謎を食い尽くす前に“終わらせる”のか“増やす”のか、前者であって欲しいな。
10位 TALKING DEAD
お笑いコントのようなゾンビが主役のコメディ。
M-1やキングオブコントとか観るレベルのお笑い好きの方は楽しめると思う。ゾンビの習性を理解したゾンビ達が「俺らってそういう所あるじゃん?」って言ってるだけで面白い。自分がゾンビになって始めて「群れをはぐれてるゾンビって…こういう意味があったんだ!」と気づく悲しさ。すごく良い着眼点だと思います。
総括
ダメダメ。特に新規が少な過ぎて話になりません。就職したのが原因でしょうか。
来年は多少は上手く回せると良いなとは思いますが、難しいかもしれない。オタク引退も近いな。
ではまた来年!
このマンガがすごい!2020 感想
前回
漫画賞系イベントにことさら興味ない奴がこのマンガがすごいを予想する - 漫画に飽きるまで
お疲れ様です。
届いたァー!!
オトコ編
1位 SPY×FAMILY
2位 ロボ・サピエンス前史
3位 僕の心のヤバイやつ
4位 チェンソーマン
5位 水は海に向かって流れる
という結果でしたね。
1. 予想を振り返ってみる
1位 大ダーク(期間外)
選考期間の対象外でした。何やってんだ。2021に期待。
2位 僕の心のヤバイやつ(3位)
3位でした。まあ入るとは思ってました。
3位 チェンソーマン(4位)
4位かー。今考えるとすごく強いカードです。1位になる確率もあり、ほぼ確定で5位以内になるだろうと簡単に予想できます。
4位 スキップとローファー(7位)
うーん7位でしたか。もっと上だと思っていました。でも7位もめでたい!
5位 水は海に向かって流れる(的中)
的中しました。2巻も対象ならもっと上になったと思います。
当たらず遠からずの印象。
そもそも上位20作中11作しか読んでいなかったので、頑張った方ではないでしょうか。
2. 2020年の感想
予想と外れたものから見ていきます。
1位 SPY×FAMILY
未読です。妥当の線ではないでしょうか。
このイベントの意義が「作品の知名度を上げる」ことだと考えているので、チェンソーマンよりは納得できます。前年の1位が青年漫画ですし、順番的にも良いと思います。
2位 ロボ・サピエンス前史
未読です。というか完全にチェックしてませんでした。
「東京命日」の作者さんだよな。個人的にすごくドマイナーだと思うのですがいかがでしょうか。「2位なんだコレ!?」とワクワクできて楽しかった。
ランキング自体もですが、後半の「〇〇が選ぶ個人的に面白い漫画」みたいのが面白いです。
最近はもう(青年漫画の中での)完全な初見をツイッター以外で目にする事も滅多にないもので(能動的に調べなければならない)、紙媒体での出会いは本当に新鮮に感じます。
3. 〇〇がないよ!
まあ誰しも思うことなんですが
1作だけかなり驚いたものがありました
ひゃくえむ。
がなかった。
いやいやいや
完結5巻だけ2021の対象なので
…そこで出るよな!?
とかなんとか。
今日も疲れたので寝ます。
漫画賞系イベントにことさら興味ない奴がこのマンガがすごいを予想する
こんにちは。
こんな記事書いて
アンチが増えても知らないぞ
1.過去のランキングをおさらい
対策と傾向…ではなく傾向と対策をアレしていこう。
実際に漫画って何がウケるかわからないんですよねえ。漫画好きは床に落っこちてるもんまで「ウメェウメェ」って言って食べてて、僕もそういう所あると思うし、僕のツイッターのタイムラインがそうなので、世間に浮上してる漫画なんて余計にわからん。
でも『鬼滅の刃』が本屋から姿を消すほど流行るのは少し意外でした。僕はめっちゃ好きなマンガなので「あ、ふーん、これは良いんだ…」という謎視点。
いや、上から目線とかでなくて、なんだろう。単純に「流行りづらい良さ」だと思っていました。絵が個性的で描き込みヤバくてビビるほどカッコイイですし、"長編"って印象も薄いじゃないですか。とっつきにくいかなって。
さて
本題の漫画ランキングの話をしましょう
2016年
オトコ編
1位 ダンジョン飯 〇
2位 ゴールデンカムイ 〇
3位 ゴーストアンドレディ
4位 恋は雨上がりのように 〇
5位 僕のヒーローアカデミア 〇
オンナ編
1位 ヲタクに恋は難しい
2位 東京タラレバ娘
3位 町田くんの世界 〇
4位 塩田先生と雨井ちゃん 〇
5位 宇宙を駆けるよだか
僕がわかるのは2016年からかな。
1巻だけでも読んだのは〇つけてます。
そんな語れるほど多ジャンルは読んでねえんだ…
2017年
オトコ編
1位 中間管理録トネガワ 〇
2位 私の少年 〇
3位 ファイアパンチ 〇
4位 パンティストッキングのような空の下 〇
5位 ゴールデンゴールド 〇
オンナ編
1位 金の国 水の国 〇
2位 春の呪い 〇
3位 さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 〇
4位 深夜のダメ恋図鑑
5位 椿町ロンリープラネット
2018年
オトコ編
1位 約束のネバーランド
2位 BEASTARS
3位 不滅のあなたへ 〇
4位 月曜日の友達 〇
5位 衛府の七忍 〇
オンナ編
1位 マロニエ王国の七人の騎士
2位 ポーの一族 〜春の夢〜
3位 サトコとナダ
4位 たそがれたかこ
5位 タイムスリップオタガール
2019年
オトコ編
1位 天国大魔境 〇
2位 金剛寺さんは面倒臭い 〇
3位 彼方のアストラ 〇
4位 ブルーピリオド 〇
5位 終末のワルキューレ 〇
オンナ編
1位 メタモルフォーゼの縁側 〇
2位 ミステリと言う勿れ 〇
3位 凪のお暇 〇
4位 違国日記 〇
5位 おじさまと猫
結構勉強になりますね
知らない漫画が多くて面白い。
どっかの書店員が選んだやつとか、次に来る(もう来てる)よりは、満遍なくリサーチしてるような気がします。どうなんだろ。
2.どんな漫画が選ばれる?
ざっと見た感じで喋る価値がひっくい考察
有利っぽい
・テーマが斬新
・巻数が短い
・ベテラン作家or人気作家
無関係っぽい
・青年誌か少年誌か
・知名度(極端なものは除いて)
・短編集も選ばれる
よくわからん
・オトコ編とオンナ編の違い
僕の中で特に異質だと思ったのは
『天国大魔境』
普通はまず選ばれないと思います。
①既刊が1巻のミステリー
②知名度が高くない
ただ「スゴイ」をテーマにやってるからこそですね。納得はできますし支持します。面白い試みだ。
3.予想してみる
よっしゃあ!
まず言わせてくれ
読んでないやつも入れる
いや我ながらカスだと思います。
でもな? 1〜5位まで全部読んでる人はホント少ないと思いますよ。雑誌とか買ってないと。
じゃあ気前よくオトコ編からいきましょう
1位 大ダーク
2位 僕の心のヤバイやつ
3位 チェンソーマン
4位 スキップとローファー
5位 水は海に向かって流れる
サーセン。
チェンソーマンは1巻すら、僕の心の〜は2巻を読んでないっす。少年誌は守備範囲外なんです。
大ダーク
「斬新さ」で見たときにまず来るかなと。なんかこれ1位にすると楽しい感じしません?最近発売なんで対象期間とかあったら外れてるかも。
僕の心のヤバイやつ
話題性。まあ1位なのかな。ラブコメは強いっすからねー。僕も今月に2巻買って読みます。
チェンソーマン
ジャンプ系は来るんじゃないか。
読んでないからわからない。
スキップとローファー
僕は人生で読んだ漫画の中でトップクラスに面白かったけど、一般ウケはどうかなあ。入ってくれると嬉しい。
水は海に向かって流れる
これも面白かった。5位くらいには入れてもらわないとブーブー言う人が居そう。作者も「このマンガがスゴイ」から気に入られてる。
他にも
アスペル・カノジョ
ギャルと恐竜
トーキング・デッド
着たい服がある
ゾン100
ひゃくえむ。
バジーノイズ
魔都精兵のスレイブ
とか入りそうですね。当てにいくと上の5作かなあ。
さあオンナ編
わかりません。
ニジとクロ
涙煮込み愛辛さマシマシ
裸一貫!つづ井さん
くらいしか候補がないんです。
圧倒的に読書量が足りてなくて無理だ。
少女漫画って今なにが流行ってんだ…
「予想する」にもそれなりの知識が要るんですね。雑魚は引っ込みます。
まとめ
初めて予想の記事を書いてみましたが楽しかったです。
自分の思い入れが結構前に出てきてしまいやすくて、どこまで客観視できるかが鍵なのかなと思ったりしました。
今年はランキングの発表が楽しみだな
追記
・結果はコチラでした
読んだ漫画 年間記録
随時更新できたらしていきます。
2016年
2016年
年間485冊
平均40.4冊
1月 18冊
2月 4冊
3月 28冊
4月 36冊
からかい上手の高木さん(〜3)
5月 37冊
僕だけがいない街(完)
6月 63冊
7月 36冊
少女ファイト(〜12)
8月 20冊
ベクターボール/喧嘩稼業(〜6)
9月 48冊
SWEEET /極黒のブリュンヒルデ
10月 66冊
11月 23冊
ハチミツとクローバー/重版出来(〜8)
リュウマのガゴウ(〜3)/サイコスタッフ
12月 106冊
愛人【AI-REN】/妻に恋する66の方法
なぎさにて/乙嫁語り/日々ロック(完)
僕の小規模な生活/うちの妻ってどうでしょう
ひきだしにテラリウム/ふしぎの国のバード
橙は、半透明に2度寝する/まじめな時間
駆け出しの時期。
1〜2月が少ないのは記録する習慣がまだついてないからだと思われます。11月に勉強して12月に爆発した記憶あり。
感想がすごく偉そう。「自分が心を揺さぶられる瞬間」に全集中していて妥協がない。しかし簡単に作者に感想が届いてしまう時代、少し言い方を考えた方がいい。経験が浅く認識が甘かった。古本9割で読んでた。
2017年
2017年
年間934冊
平均77.8冊
1月 121冊
アトム・ザ・ビギニング(〜4) /刻刻(4〜8)
魔王 JUVENILE REMIX /ピンポン/ヘルシング
響-小説家になる方法-(2〜5)/ちいさこべえ
不思議な少年(〜2)/友達100人できるかな
弟の夫(〜2) /映像研には手を出すな!
2月 58冊
それでも町は廻っている(完)/宮本から君へ
3月 135冊
フリージア/BLUE GIANT/ゲレクシス/シグルイ
セクシーボイス&ロボ/うみべの女の子
ポプテピピック/千年万年りんごの子
未開の惑星/アイアムアヒーロー(完)/よるくも
べっちんとまんだら/リュウマのガゴウ(6〜10)
スメルズライクグリーンスピリット
4月 64冊
おおきく振りかぶって(〜27)/神様がうそをつく
A子さんの恋人/双子の帝國/なかよし団の冒険
ぱらいぞ/青春のアフター/にこたま/七夕の国
5月 109冊
虫と歌/シオリエクスペリエンス(3〜8)
エンジェルお悩み相談所/ベクターボール(完)
6月 48冊
宇宙大帝ギンガサンダーの冒険/ダイホンヤ
間くんは選べない/ピュア・トランス
7月 100冊
ランドリオール(〜12)/東京怪童/春と盆暗
弟の夫(完)/ZERO(松本大洋)
8月 82冊
鬼死ね/血と灰の女王/サンクチュアリ/ウワガキ
9月 61冊
血と轍/七つの大罪(15〜19) /ようことよしなに
10月 47冊
なぎさにて/ラグナクリムゾン/モンクロチョウ
Sunny/喰う寝るふたり住むふたり/ブタイゼミ
七つの大罪(20〜28) /羣青
11月 59冊
彼方のアストラ(〜4) /荒川アンダーザブリッジ
我らコンタクティ/バンビ(カネコアツシ)
零落/怒りのロードショー/グレイプニル(〜2)
12月 50冊
雑草たちよ大志を抱け/メタラブ/五等分の花嫁
寿命を買い取ってもらった、1年につき1万円で
北極百貨店のコンシェルジュさん
バイオレンスアクション(〜2)
熱中していた時期。
古本屋に無限の可能性を感じていた。しかし次期に終わる。初見の漫画が少なくなって100円コーナーからの供給が間に合わなくなる。
経済力と自由時間の割合が1番良かった1年だったかもしれない。
2018年
2018年
年間585冊
平均48.7冊
1月 78冊
恋のツキ(〜3) /俺物語/この世界の片隅に
なくてもよくて絶え間なくひかる/ブルーピリオド
宮崎夏次系短編集4冊/夕方までに帰るよ
放浪世界/二本松兄弟と木造渓谷の冒険
ムシヌユン(完)/間くんは選べない(完)
2月 71冊
かくかくしかじか(3〜5) /一匹と九十九匹と
ミステリと言う勿れ/ヒュプノス/熱帯のシトロン
スキャッター(4〜8) /ワールドトリガー(16〜18)
彼方のアストラ(完)/月曜日の友達(完)/ナルト(〜38)
3月 67冊
凪のお暇(〜3) /うたかたダイアログ(〜2)
ショートケーキケーキ(2〜8) 柔道部物語
りぶねす(〜9) /1518!(〜4) /Wet Moon
金剛寺さんは面倒くさい
4月 34冊
青野くんに触りたいから死にたい(〜2)/大きい犬
ナンバーファイブ吾/リウーを待ちながら
鉄腕アダム(3〜4) /恋は雨上がりのように(完)
マドンナはガラスケースの中/崖際のワルツ
映画大好きポンポさん/となりのロボット
5月 37冊
大蜘蛛ちゃんフラッシュバック(〜2)/1122
つまさきおとしと私/渾名をくれ/大金星
6月 89冊
大日本天狗党絵詞/どうにもこうにも
ロッキンユー!!/平太郎に怖いものはない
メタモルフォーゼの縁側/鉄コン筋クリート
7月 73冊
怪物事変(〜5)/新世紀エヴァンゲリオン/CITY
ヴィンランド・サガ(〜6)/ようことよしなに(完)
岸辺露伴は動かない2/天国大魔境/違国日記(〜2)
プラネット・ウィズ/東京喰種:re(完)
リィンカーネーションの花弁(〜3)/ホームルーム
8月 18冊
王様ランキング/不死身のパイセン
オナニーマスター黒沢/セッちゃん
9月 26冊
前夜祭/ちょっと不思議な小宇宙/そっと好かれる
大上さんだだ漏れです(〜2)/トニカクカワイイ(〜2)
2週間のアヴァンチュール/ばら色の頬の頃
10月 15冊
世界は寒い/バジーノイズ /夜と海
11月 27冊
13月のゆうれい/ウツボラ/アスペルカノジョ
ドロヘドロ(完)/夢印/培養肉くん
12月 50冊
カフェでカフィを(〜2)/もののがたり(〜3)
Jの総て/アダムとイヴの楽園追放されたけど(完)
まずまず。
8〜11月は世にも恐ろしい就活期でした。わかりやすく読む冊数が減っています。